Q. ACL損傷の際に合併しやすい半月板損傷はなんでしょう?
答え. 外側半月板(LM)
ACLの断裂に伴い、下腿が内旋し、
大腿外側顆と脛骨外側後方がぶつかり(kissing contusion、Lateral notchとも言われる)
骨同士にLMが挟み込まれ損傷する
Q. ACL断裂後、慢性期に損傷する半月板は?
答え. 内側半月板(MM)
ACL断裂による膝関節不安定で、もともと荷重負荷の強い内側(内側7:外側3)が断裂しやすくなる
Ramp lesionについて
またACL断裂後、下腿の内旋やlateral shiftに伴いMM後角が大腿内側顆と脛骨顆間で挟み込まれ、断裂することも報告されており、ramp lesionとよばれる。
Ramp lesionに関しては急性期、慢性期で頻度が変わらないとされている。Red zoneの損傷であり、ACL再建による不安定性の改善で自然回復するとされている。
まとめ
ACL断裂急性期にはLM損傷、慢性期にはMM損傷が多い
またramp lesionを知っていると、上級医に褒められる、、、かもしれない
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