OLT (osteochondral lesion of talus)

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多くが内がえしで損傷

うちが壊死した際に内側は天蓋に、外側は外果の内側にぶつかってできる

内側が60%、外側が30%と内側のほうが発生頻度は多いとされている。

足関節骨折の70%に合併するので、見逃さないように注意が必要

関節軟骨が損傷し、不整になると関節内圧が上昇し、関節液が損傷した亀裂から骨内に強い圧で入り込み、軟骨下骨嚢腫が形成されるとされている。

病期分類Berndt and Harty

・保存療法

Berndt分類でstage1,2は保存

内側stage3も保存

それ以上は手術検討

約6週から12週の免荷、ギプスを行う

保存抵抗例や

外側stage3、stage4に関しては手術療法の適応となる

・手術療法

疼痛の原因となる炎症性滑膜の切除、滑膜増生の原因となる不安定軟骨および壊死組織の除去、軟骨の修復、再生および移植組織生着のための軟骨下骨領域の血行再開が目的となる。

治療は大きく分けて2種類

 ・bone marrow stimulation

 ・tissue transplantation

bone marrow stimulationには2種類あり

Microfracture法:マイクロフラクチャーピックで損傷部の軟骨下骨を穿孔し、骨髄間葉系幹細胞を誘導することで線維軟骨再生を期待する方法。適応は(150mm2以下、骨嚢腫を合併していない症例)。

逆行性ドリリング:経脛骨的にドリリングを行う。microfractureと同様の適応。

tissue transplantationには2種類あり

Mosaicplasty:3~5mmの骨軟骨柱を数本移植する

OATS (osteochondral autograft transfer system):5~10mmの骨軟骨柱を1〜2本移植する 

OATSの方が硝子軟骨再生でき、汎用されている。

またstage2,3の骨成分があるものに関しては骨軟骨片固定術が適応となり、吸収ピンなどをもちいて固定することもある。

後療法:

Microfracture法、逆行性ドリリングでは、術翌日より自動運動開始し、荷重は術後2ー4週より部分荷開始して徐々にに全荷重へ移行する。また骨軟骨片固定術、自家骨軟骨柱移植術では術後

3-4週程度外固定を行い、5週頃より荷重開始とする。

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